〜選挙を通じて政治への関心が大きくなった −48.3%〜
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチの「DIMSDRIVE」では、「第44回衆議院総選挙に関するアンケート」を2005年9月12日(月)から9月13日(火)にかけて行った。
回答者は全国の20歳から60代以上の男女3,598人(男性:1,636人、女性:1,962人)
● 最も重視した政策は「郵政民営化」 −32.9%
● マニフェスト 「じっくり読んだ」13.1%、「流し読み程度」36.1%
● 31.0%の人は投票したい人・政党がいない
● 郵政民営化は「必要」64.8%。 投票した人の方が「必要」率高い
● 選挙を通じて政治への関心が大きくなった −48.3% |
〜年代が上がるほど投票率は高い〜 ■回答者の投票率は81.7%
全員(N=3598)に、「あなたは、2005年9月11日に行われた第44回衆議院総選挙に投票をしましたか」と尋ねたところ、81.7%の人が“投票した”、18.3%の人が“投票していない”と回答した。
■年代が上がるほど投票率は高い
性年代別の回答では、20代・30代は男性の投票率の方が高いが、40代以上は女性の方が投票率が高くなっている。また、男女とも年代が上がるにつれ投票率は高くなっている。 |
あなたは、2005年9月11日に行われた第44回衆議院総選挙に投票をしましたか SA
全体ベース N=3598 |
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<性年代別の回答比較> |
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〜最も重視した政策は「郵政民営化」 −32.9%〜 ■最も重視した政策は「郵政民営化」 −32.9%
選挙で投票した人(N=2939)に、投票にあたり最も重視した政策を1つだけ選んでもらったところ、“郵政民営化”が最も多く32.9%であった。次いで“年金・福祉”22.7%、“政治改革”7.7%、“少子化対策・教育”7.5%と続いた。
■「年金・福祉」は年代が上がるにつれて重視
2番目に多かった“年金・福祉”の回答について、性年代別の回答を見ると、60代以上の女性を除く全ての年代で、年代が上がるにつれて“年金・福祉”が最も重要だと回答した割合が高くなっている。
最も高いのは60代以上男性で35.7%、最も低いのは20代女性で14.9%であった。60代以上男性と20代女性の差は20.8%であった。
その他の自由回答では、“財政問題”、“政権選択”、“官僚天国の是正”、“戦争反対”などが挙げられた。 |
投票にあたって、あなたが最も重視した政策は何ですか? SA 投票した人 N=2939 |
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その他の自由回答より抜粋 |
財政問題
政権選択
官僚天国の是正
戦争反対
具体的な数字を示しているか
構造改革
全て …など |
<性年代別の回答比較 - 「年金・福祉」回答について> |
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〜マニフェスト 「じっくり読んだ」13.1%、「流し読み程度」36.1%〜
■マニフェスト 「じっくり読んだ」13.1%、「流し読み程度」36.1%
「投票にあたって、マニフェスト・公約などは読みましたか?」と尋ねたところ、13.1%の人が“じっくり読んだ”と回答した。
“流し読み程度”は36.1%、“ちらっと見ただけ”は20.7%であった。
“入手したが読んでいない”の割合は1.4%と少ない。
また、“入手していない”人の割合は28.7%であった。 |
投票にあたって、マニフェスト・公約などは読みましたか? SA 投票した人 N=2939 |
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〜31.0%の人は投票したい人・政党がいない〜 ■投票しない理由は?
投票をしなかった人(N=659)に、投票しなかった理由を尋ねたところ、“投票したいと思う候補者や政党が無かったから”が最も多く、31.0%であった。3割の人は投票したい人がいないと回答している。
また、“誰が当選しても同じだと思うから”は22.0%、“自分の1票で投票結果が変わるとは思えないから”は19.6%、“候補者や政党についてよく知らなかったから”は10.6%であった。
“政治に関心が無いから”と回答した人は12.9%であった。
その他の自由回答では、“雨がふってきたので”、“勉強不足の状態で投票できないから”、“自民党楽勝予想だったから”、“郵政のことばかり騒いでいて”などが挙げられた。 |
なぜ投票をしなかったのですか。 MA 投票しなかった人 N=659 |
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その他の自由回答より抜粋 |
雨がふってきたので
勉強不足の状態で投票できないから
自民党楽勝予想だったから
郵政のことばかり騒いでいて
入れても良い党があったが、決定力不足だった
遠隔地に単身赴任中のため
忘れてた
投票用紙を紛失した為 …など |
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〜郵政民営化は「必要」64.8%。投票した人の方が「必要」率高い〜 ■郵政民営化は必要? 「必要」64.8%、「必要ない」13.8%
全員(N=3598)に「郵政民営化は必要だと思いますか」と尋ねたところ、“かなり必要”は28.5%、“まあ必要”36.3%。「必要」だと思う人は64.8%となった。
一方、“あまり必要でない”は7.9%、“必要でない”は5.9%であり、「必要ない」と思う人は13.8%であった。 ■投票した人の方が、郵政民営化は「必要」
投票した人・しなかった人別の回答では、「必要」だと思う人は、投票した人は68.0%、投票しなかった人は51.0%であり、投票した人のほうが、郵政民営化を「必要」だと思う人が17.0%多い結果となった。
一方、「必要でない」と思う人は、投票した人は13.5%、投票しなかった人は15.5%であり、投票しなかった人の方が、郵政民営化を「必要でない」と思う人が2.0%多い結果となった。
■年代が上がるほど、郵政民営化は「必要」
性年代別の回答では、どの年代も男性の方が「必要」だと思う人が多い。また、年代が上がるほど、郵政民営化を「必要」だと思う人が多くなっている。最も「必要」だと思う割合が多かったのは60代以上の男性で79.4%であった。 |
郵政民営化は必要だと思いますか。 SA 全体ベース N=3598 |
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投票した・しない別の回答 |
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性年代別の回答 |
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〜選挙を通じて政治への関心が大きくなった −48.3%〜
■選挙を通じて政治への関心が大きくなった −48.3%
全員(N=3598)に「今回の選挙を通じて、政治への興味・関心は大きくなりましたか」と尋ねたところ、“かなり大きくなった”は14.5%、“やや大きくなった”は33.8%。約半分の48.3%が選挙への関心が「大きくなった」と回答している。
一方、“あまり変わらない”と回答した人は48.4%であり、約半分。関心が「大きくなった」人と「変わらない」人の差はほとんど無く、0.1%であった。
■投票した人のほうが、政治への関心が「大きくなった」
投票した人・しなかった人別では、「大きくなった」という回答は投票した人が51.0%、投票しなかった人は36.0%であった。
投票した人のほうが、政治への関心が「大きくなった」と思う人が15.0%多かった。
投票しなかった人は“あまり変わらない”と回答した人が59.9%と、6割を占めたが、投票した人は45.7%であった。 ■女性の方が関心が「大きくなった」
性年代別の回答では、どの年代も女性の方が関心が「大きくなった」人の割合が多い。また、男女とも30代・40代・50代に比べて20代の方が関心が「大きくなった」割合が多くなっている。
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今回の選挙を通じて、政治への興味・関心は大きくなりましたか。 SA 全体ベース N=3598 |
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投票した・しない別の回答 |
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性年代別の回答 |
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