〜少子化が進む原因は? 「経済的な余裕が無い」、「教育費・養育費が高い」
企業の出産・育児休暇や支援制度・・・4割が「利用しにくい環境にある」〜
ネットリサーチのDIMSDRIVE『少子化』に関するアンケート
インターワイヤード株式会社はネットリサーチサービスDIMSDRIVEを通じ、2006年9月13日(水)から9月19日(月)にかけて「少子化に関するアンケート」を行いました。
回答者は全国の10代から60代以上の男女7656人(男性:3264人、女性:4392人)。
少子化問題についての関心度や心配なこと、企業の出産・育児休暇、制度の利用などについて、
調査結果をまとめました。
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「DIMSDRIVE」とは・・・
インターワイヤードが運営する、ネットリサーチサービスです。
インターネットによる市場調査を通じて調査企画・設計から分析・提案までを提供する、マーケティングのトータルソリューションサービスです。
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● 60代以上と子供を生む世代の女性は、少子化問題に関心
● 少子化が進む原因は? 「経済的な余裕が無い」、「教育費・養育費が高い」
● 有効だと思う少子化対策・・・国:「子供を育てやすい環境づくり」、企業:「休暇を取りやすく」
● 企業の出産・育児休暇や支援制度・・・4割が「利用しにくい環境にある」
● 出産・育児休暇、支援制度の利用経験者は14.3% |
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〜回答者の属性〜
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あなたの職業を教えてください。(単一回答)
全体ベースN=7656 |
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あなたのお子様の人数を教えてください。(単一回答)
全体ベースN=7656 |
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〜60代以上と子供を生む世代の女性は、少子化問題に関心〜
■少子化問題への関心度
「あなたは、少子化問題に関心がありますか」と尋ねたところ、“やや関心がある”52.2%が最も多く、次いで“とても関心がある”25.8%であった。
“まったく関心がない”と回答したのは4.5%で、“少子化問題を知らない”と回答したのはわずか0.1%であった。
<性年代別の回答>
性年代別の回答では、“とても関心がある”と回答した人が最も多かったのは60代以上女性41.0%、最も少なかったのは10代以下女性16.0%であった。
“少子化問題を知らない”と回答した人は40代以上ではひとりもいなかった。
“とても関心がある”という回答について見てみると、男女とも60代以上は他の年代よりも飛びぬけて多かった。
また、女性では、60代以上のほかに、20代、30代が他の年代よりも多くなっている。
60代以上と、20代、30代の「子供を生む世代」の女性は、少子化問題に強い関心を持っていることが伺える結果となった。
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あなたは、少子化問題に関心がありますか。(単一回答)
全体ベース N=7656 |
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◆性年代別の回答 |
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〜少子化が進む原因は? 「経済的な余裕が無い」、「教育費・養育費が高い」〜
■心配なこと
「少子化が進むことで心配なことはなんですか」と尋ねたところ、“年金の支払額や医療費などの増加”76.7%、“税金の一人当たりの負担額の増加”72.2%、“高齢化”65.4%であった。
■少子化が進む原因
「少子化が進んでいる原因は何だと思いますか」と尋ねたところ、“経済的な余裕がない”67.3%が最も多く、次いで“教育費・養育費が高い”63.1%、“結婚しない人の増加”62.5%、“晩婚化”57.9%、“出産・育児に対する職場の理解や協力が得にくい”55.4%であった。
自由回答では、“不妊症の増加・不妊治療費が高い”、“自分中心の大人が増えた”などがあげられた。
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少子化が進むことで心配なことはなんですか。(複数回答)
全体ベース N=7656 |
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少子化が進んでいる原因は何だと思いますか。(複数回答)
全体ベース N=7656 |
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■「その他」の自由回答より抜粋 |
不妊症の増加・不妊治療費が高い
自分中心の大人が増えた
子供が嫌いな人が増えた
子供が巻き込まれる犯罪が多く、住みにくい社会 ・・・など |
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〜有効だと思う少子化対策・・・国:「子供を育てやすい環境づくり」、企業:「休暇を取りやすく」〜
■少子化対策
「少子化問題の対策として、有効だと思われるものはなんですか」と尋ね、「国」と「企業」別に回答してもらったところ、
「国の対策」では、“子供を育てやすい社会環境作り”70.3%、“仕事と子育ての両立ができる社会環境作り”68.6%、“教育費・養育費の援助”67.3%であった。
自由回答では、“不妊治療費の援助”、“減税”などがあげられた。
「企業の対策」では、“出産・育児休暇などを取りやすくする”77.4%が最も多く、次いで“社内の託児施設の設置・運営”59.5%、“休業中の経済的援助の増額”59.1%であった。
自由回答では、“給料の増額/共働きの必要がない程度の給与を支給”、“再雇用制度の充実”などがあげられた。
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少子化問題の対策として、有効だと思われるものはなんですか。(複数回答)
全体ベース N=7656 |
<国の対策>
<企業の対策>
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■「その他」の自由回答より抜粋・・・国 |
不妊治療費の援助
減税
産婦人科の増設
保育料の値下げ・援助 ・・・など |
■「その他」の自由回答より抜粋・・・企業 |
給料の増額/共働きの必要が無い程度の給与を支給
再雇用制度の充実
子供が病気をした時など遅刻・早退などを取れやすくする ・・・など |
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〜企業の出産・育児休暇や支援制度・・・4割が「利用しにくい環境にある」〜
■職場の出産・育児休暇や支援制度の有無
「会社役員・経営者」「会社員」「公務員」と回答した方(N=3112)に「あなたの職場には、出産・育児休暇や支援などの制度はありますか」と尋ねたところ、62.9%の人が“ある”と回答した。
■出産・育児休暇や支援制度の利用
出産・育児休暇や支援などの制度があると回答した方(N=1956)に「利用しやすい環境にあるか」を尋ねたところ、“利用しやすい”と回答したのは37.4%、“利用しにくい”と回答したのは41.5%で、“利用しにくい”と回答した人の方が多かった。
<性年代別(20〜50代)>
20代〜50代の性年代別の回答では、“利用しやすい”と回答した人が最も多かったのは50代女性75.9%、次いで50代男性50.2%であった。また、最も少なかったのは20代男性25.7%であった。すべての年代で“利用しやすい”と回答した人は男性よりも女性の方が多く、“利用しにくい”と回答した人は女性よりも男性の方が多かった。また、男性は年代が上になるにつれ“利用しやすい”と回答した人は多かった。
■利用しにくい理由
利用しにくいと回答した方(N=812)に「その理由」を尋ねたところ、“同僚などに迷惑がかかる”63.7%が最も多く、次いで“職場の雰囲気”50.4%、“休業中の収入が減る/減りそう”47.9%であった。
自由回答では、“休業中の代替者がいない”、“職場の理解が全くない”などが多くあげられた。
<男女別>
男女別の回答を見ると、
“仕事に戻るのが難しい/難しそう”、“復帰後の移動・配置換えが不安”といった『復職』に関する項目は男性よりも女性の方が多く、“休業中の収入が減る/減りそう”、“昇進・昇格に影響が出る/出そう”といった『収入・昇進』についての回答は女性よりも男性の方が多かった。
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あなたの職場には、出産・育児休暇や支援などの制度はありますか。(単一回答)
「会社役員・経営者」「会社員」「公務員」の人 N=3112 |
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あなたの職場では、出産・育児休暇や支援などの制度を利用しやすい環境にありますか。
(単一回答)
出産・育児休暇や支援などの制度がある人 N=1956 |
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◆性年代別の回答(20代〜50代) |
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その理由を教えてください。(複数回答)
利用しにくい人 N=812 |
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■「その他」の自由回答より抜粋 |
休業中の代替者がいない
職場の理解が全くない
子供ができると辞めるという慣習/辞めてくれと言われている ・・・など |
◆男女別の回答 |
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〜出産・育児休暇、支援制度の利用経験者は14.3%〜
■出産・育児休暇や支援制度の利用
子供がいると回答した方(N=4251)に「今までに出産・育児休暇や支援などの制度を利用したことはありますか」と尋ねたところ、85.7%の人が“利用したことはない”と回答し、「利用したことがある(現在利用している+過去に利用したことがある)」のは14.3%であった。
<性年代別>
20代以上の性年代別の回答では、「利用したことがある」と回答した人が最も多かったのは20代女性、最も少なかったのは60代以上男性であった。
20代男性を除くと、男女ともに年代が上になるにつれ「利用したことがある」人は少なかった。
また、すべての年代で男性よりも女性の方が「利用したことがある」と回答した人が多かった。
<職業別>
職業別の回答では、「利用したことがある」と回答した人が最も多かったのは公務員で、“現在利用している”、“過去に利用したことがある”のいずれも他の職業と比べ最も多かった。
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あなたは今までに出産・育児休暇や支援などの制度を利用したことはありますか。(単一回答)
お子様がいる人 N=4251 |
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◆性年代別の回答(20代以上) |
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◆職業別の回答 |
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