「自販機での購入」は4割減。
8月現在、taspo所有率は37.7%、「申し込み意向が無い」人は2割増
全国でtaspoが開始してから1ヶ月が経った8月。タバコの買い方に変化は出たのでしょうか?
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「taspo」についてアンケートを行いました。
調査は2008年8月6日(水)〜8月14日(木)にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター7,381人から回答を得ています。
taspoについてのアンケートは2回目で、第1回目の調査は2008年4月に行っており、
2回目の今回は申し込み状況、タバコ購入の変化などについて、前回調査と比較し、まとめました。
【第1回目調査】
https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2008/080514/
● 喫煙率は27.2%
● 「自販機での購入」は4割減。
● 未成年喫煙防止に効果は? 「効果は無いと思う」が5ポイント増加
● 8月現在、taspo所有率は37.7%、「申し込み意向が無い」人は2割増
● 申し込まない理由は「申し込みが面倒」。 「taspoが無くても困らなかった」という人は6.5%
● taspo所有でも、2割が「自販機以外で買うことが増えた」 |
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〜「自販機での購入」は4割減。〜
■回答者の喫煙率
回答者全員の喫煙率は27.2%であった。前回の第1回目の調査では27.8%である。
■タバコの購入場所
喫煙者全員に“タバコをよく購入する場所”を尋ねたところ、「コンビニエンスストア」が76.7%と断トツで多かった。次いで「自動販売機」32.2%、「街のタバコ店」23.4%と続いた。
<前回調査との比較>
4月に行った前回調査では「自動販売機」が最も多く73.2%という結果だった。
前回調査に比べて、今回の「自動販売機」の回答は41ポイント減少しており、『自販機離れ』が伺える結果となった。
「コンビニエンスストア」の割合については、前回71.4%、今回76.7%と、5ポイント上昇しているが、自販機の減少度合いに比べると少ない。
<taspo所有者の購入場所>
taspo所有者に限ってみてみると、最も多かったのは「自動販売機」77.5%、次いで「コンビニエンスストア」68.5%であった。
全体の結果に比べると、「自動販売機」が最も高く、前回調査の73.2%よりも高い。
「コンビニエンスストア」の割合は全体よりも若干少ない。
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あなたが普段、タバコをよく購入する場所はどこですか。 (複数回答)
喫煙者 N=2010 |
◆taspo所有者の回答 |
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〜未成年喫煙防止に効果は? 「効果は無いと思う」が5ポイント増加〜
■taspo認知率
taspoの認知率については、「詳しく内容を知っていた」30.7%、「ある程度内容を知っていた」56.0%、「聞いたことがある程度」12.2%、「知らなかった」1.1%となった。
前回よりも「詳しく内容を知っていた」と回答した人が9ポイント増加している。
■未成年の喫煙防止に効果は?
“taspo”について、未成年の喫煙防止に効果はありそうか、と尋ねたところ、「かなりあると思う」5.6%、「まあまああると思う」27.2%、「少しはあると思う」42.1%、「効果は無いと思う」25.1%という結果だった。
前回と比較して『あると思う』の割合は減り、「効果は無いと思う」の割合は5.4ポイント増えている。
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あなたは「taspo(タスポ)」をご存知でしたか。(単一回答)
全員 N=7381
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「taspo」の導入は、未成年の喫煙防止にどのぐらい効果がありそうだと思いますか。(単一回答)
全員 N=7381
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〜8月現在、taspo所有率は37.7%、「申し込み意向が無い」人は2割増〜
■taspoカードの申し込み状況
taspoカードの申し込み状況については、「taspoを持っている」人は37.7%と4割弱であった。
また「これから必ず申し込む」1.3%、「たぶん申し込むと思う」7.0%と『これから申し込む』という人は8.3%で、『所有者・所有意向のある人』は46.6%であった。
一方、「たぶん申し込まない」は20.0%、「申し込まない」は30.9%と、『申し込み意向の無い人』は50.9%と半数を超え、意向のある人よりも多くなっている。
前回調査では、『申し込み者・意向者』は63.6%だったのに対し、今回は所有者含めて46.6%と、17ポイント減少している。
また、『申し込み意向の無い人』は前回に比べて21ポイント増加している。
<性年代別>
※60代以上の女性はN=11と少数のため、比較対象から除外しました。
「taspoを持っている」と回答した人の割合は、すべての年代で男性の方が多く、最も多かったのは50代男性で45.9%であった。
女性は最も多い30代でも33.9%で、どの年代も3割前後である。
男性は50代までは年代若いほどtaspo所有率が低く、20代男性では30.0%と、50代に比べると15ポイント以上低い。
<前回調査に回答した方の、その後>
taspoアンケートに前回も回答し、今回も回答して頂いた方について、4ヶ月後にどのように変化したかを見てみた。
「必ず申し込む」と前回調査で回答していた人のうち、taspoを実際に持った人は54.2%と半数強であった。
前回調査で申し込み意向が強かった人ほど、実際にtaspoを申し込んだ割合が高くなっている。
また、前回「申し込まない」と回答した人の4.1%は、その後taspoを持ったということがわかった。
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あなたはtaspoカードを申し込みますか/申し込みましたか。(単一回答)
喫煙者 N=2010 |
◆性年代別 |
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◆4月調査時に回答した人の、その後 |
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〜申し込まない理由は「申し込みが面倒」。「taspoが無くても困らなかった」という人は6.5%〜
■申し込まない理由
申し込み意向のない人に、その理由を尋ねたところ、「申し込みが面倒だから」が60.1%で最も多く、次いで「自販機以外でタバコを買っているから」52.5%、「カードを持ち歩くのが嫌/面倒だから」28.4%、「住所などの個人情報を登録しなければならないから」13.5%と続いた。
「taspoが無くても困らなかったから」は6.5%と少数であった。
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taspoカードを申し込まないのはなぜですか。(複数回答)
taspoカードを申し込まない人 N=1022 |
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〜taspo所有でも、2割が「自販機以外で買うことが増えた」〜
■導入後のタバコ購入方法の変化
taspo導入後のタバコ購入方法の変化について尋ねたところ、「導入前と変わらない」という人が最も多く42.6%であった。
変化があった人では、「自販機以外で買うことが増えた」40.3%、「スーパー・コンビニなどでのまとめ買いが増えた」24.0%、「タバコの購入が減った」6.0%となり、「自販機での購入が増えた」は2.4%と僅かであった。
<taspo所有者の購入方法について>
taspo所有者の変化については、63.8%が「導入前と変わらない」と回答しており、全体よりも高い数値になっている。
また、「自販機での購入が増えた」は6.3%と、全体よりも4ポイント多い。
しかし、「自販機以外で買うことが増えた」は20.6%、「スーパー・コンビニなどでまとめ買いが増えた」は14.6%回答されており、『taspoを持っていても、スーパーやコンビニで購入する機会が増えた』という人が多い事が伺える。
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taspo導入後の、あなたの「タバコの買い方」について当てはまるものをお選びください。(複数回答)
喫煙者 N=2010 |
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その他の調査項目
・自販機でのタバコ購入頻度
・自販機でタバコを購入する理由
・taspoの認知経路
・taspoを申し込んだ理由 |
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●お問合せ先●
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インターワイヤード株式会社 DIMSDRIVE事務局(ディムスドライブ事務局)
TEL:03-5463-8256
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