よく読む面は男女に違い・・・男性「経済面、政治面、スポーツ欄」、女性「テレビ欄、生活面、地域面」 新聞を読まない人の7割が、「テレビ・インターネットでニュースを得るから」
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「新聞」についてアンケートを行い、よく読む新聞や紙面に重視する点などについてまとめました。
調査は2008年9月17日〜10月2日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター10,231人から回答を得ています。
● 若い年代ほどインターネットを利用。新聞でニュースを読む20代は半数
● 20代の37.2%が「新聞を購読していない」
● 購読している新聞は、「朝日」28.3%、「読売」27.7%、「日経」13.2%
● よく読む面は男女に違い・・・男性「経済面、政治面、スポーツ欄」、女性「テレビ欄、生活面、地域面」
● 紙面に重視するポイントは、情報の「正確さ」と「わかりやすさ」
● 「特典や景品」で定期購読を決めた人は11.6%
● 新聞を読まない人の7割が、「テレビ・インターネットでニュースを得るから」
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〜若い年代ほどインターネットでニュースを読む・・・「新聞」で読む20代は半数〜
■ニュースを読む・見る媒体
ふだんニュースを読んだり見たりする媒体は、「テレビ」88.8%、「パソコンのインターネット」82.7%が8割以上であった。
「新聞」はテレビ・インターネットよりも少なく、69.5%と7割弱となっている。
「携帯電話のインターネット」は22.5%だった。
<テレビ・パソコン・新聞・携帯電話の年代別の回答>
年代別にみると、「テレビ」と「新聞」は年代が上がるにつれて値が大きくなり、「パソコンのインターネット」、「携帯電話のインターネット」は年代が若いほど多くなる傾向にある。
20代は「新聞」の回答がどの年代よりも少なく、52.7%と半数程度であった。
「テレビ」はすべての年代で8割を超え、年代による差は15ポイント程度であるが、「新聞」では最も少ない20代(52.7%)と最も多い60代以上(91.0%)の差は38.3ポイントに上っており、年代による差が大きい。"
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ふだん、どの媒体でニュースを読んだり・見たりしていますか。(複数回答)
全体ベース N=10231 |
◆テレビ・パソコン・新聞・携帯電話の、年代別回答 |
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〜20代の37.2%が「新聞を購読していない」%〜
■新聞の購読について
新聞の購読状況については、「朝刊のみ定期購読している」は40.1%、「朝夕刊セットで定期購読をしている」は32.7%、となり、セットでの購読をしている人よりも朝刊のみを購読している人の方が多い。
「新聞は購読していない」は24.4%で、購読率は75.6%となっている。
<年代別>
年代別にみると、「朝夕刊セットの定期購読」は、20代・30代は低く、40代以上は年代が上がるにつれて増えている。最も少ない30代では23.1%、最も多い60代以上では56.7%と33.6ポイントもの差が出ている。
「朝刊のみの定期購読」は40代が最も多く42.6%、20代が最も少なく35.0%であった。
一方、「購読していない」については年代が若いほど多く、20代は37.2%が「購読していない」と回答している。
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あなたのご家庭では新聞を購読していますか。 (複数回答)
全体ベース N=10231
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◆年代別
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〜購読している新聞は、「朝日」28.3%、「読売」27.7%、「日経」13.2%〜
■よく読んでいる新聞は?
購読している人・していない人を含めた全員に“よく読んでいる新聞”を尋ねたところ、「新聞は読んでいない」という人は20.8%であった。
新聞を読んでいる人(N=8106)の“よく読んでいる新聞”と“最もよく読んでいる新聞”については・・・
【よく読んでいる新聞】
「朝日新聞」30.9%が最も多く、以下、「読売新聞」29.6%、「日本経済新聞」19.1%、「県紙」13.5%、「スポーツ紙」8.8%と続いた。
【最もよく読む新聞】
「朝日新聞」と「読売新聞」が24.2%で最も多くなっている。次いで「県紙」11.1%、「日本経済新聞」10.3%と続いた。
「日本経済新聞」は“よく読む”と“最もよく読む”の値の差が8.8%と、他紙に比べて多い。
■購読している新聞は?
自宅・個人で購読している新聞は、「朝日新聞」が最も多く28.3%、次いで「読売新聞」27.7%、「日本経済新聞」13.2%と続いた。
<職業別>
上位4紙について職業別に見ると、【公務員】の人は「県紙」を購読している割合が高く、19.6%と2割である。
【会社役員・経営者】の人は「日本経済新聞」と回答した割合が他の職業の倍以上となっており、26.1%である。
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あなたがよく読んでいる新聞はどれですか。(複数回答)
全体ベース N=10231 |
◆新聞を読んでいる人の、よく読む新聞・最もよく読む新聞
新聞を読んでいる人 N=8106 |
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あなたのご家庭・個人で購読している新聞はどれですか。(複数回答)
新聞を購読している人 N=7734 |
◆職業別 |
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〜よく読む面は男女に違い・・・男性「経済面、政治面、スポーツ欄」、女性「テレビ欄、生活面、地域面」〜
■新聞を読む理由
新聞を読んでいる人に、“新聞を読む理由”を尋ねたところ、「いろいろな話題・情報が手に入るから」が最も多く42.1%であった。
次いで「自分のペースで読めるから」37.8%、「習慣になっているから」35.5%、「情報解説が詳しいから」34.0%と続いた。
「報道が早いから」は7.7%と1割に満たなかった。
■よく読む面・欄
良く読む面・欄については、「一面トップ」が77.6%であった。
その他の面では「社会面」56.7%が最も多く、「テレビ欄・ラジオ欄」56.4%、「生活面」47.9%、「経済面」44.5%、「地域面」44.0%と続いた。
「社説」は19.2%と2割ほどである。
<男女別>
男女別に見ると、「テレビ欄・ラジオ欄」、「生活面」、「地域面」、「天気予報」、「芸能・文化面」、「コラム・連載」、「4コマ漫画」、「求人欄」は女性の方が多く回答し、
「一面トップ」、「経済面」、「政治面」、「スポーツ欄」、「国際面」、「技術・IT面」、「株式欄」は男性の方が多く回答している。
「社会面」については、男女の差はあまり見られなかった。
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あなたが新聞を読む理由を教えてください。 (複数回答)
新聞を読んでいる人 N=8106 |
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新聞は、どの欄・面をよく読んでいますか。 (複数回答)
新聞を読んでいる人 N=8106 |
◆男女別 |
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〜紙面に重視するポイントは、情報の「正確さ」と「わかりやすさ」〜
■紙面における新聞選びのポイント
読む新聞を選ぶ際の、“紙面におけるポイント”を尋ねたところ、「情報の正確さ」が最も多く35.6%、次いで「情報・解説のわかりやすさ」32.6%、「欲しい情報がある」26.2%、「情報・解説の詳しさ」25.5%、「情報の量」23.5%と続いた。
「スタンスや考察が支持できるかどうか」は9.3%と1割ほどであった。
<新聞別:全国紙>
全国紙5紙を、いくつかの項目について比較したところ、5紙ともに「情報の正確さ」、「情報・解説のわかりやすさ」、「情報・解説の詳しさ」の順になっている。
「情報・解説のわかりやすさ」については5紙間であまり差は見られなかったが、「情報の正確さ」については最も高い【日本経済新聞】48.5%と、最も低い【読売新聞】36.0%の間では12.5ポイントの差があった。
【日本経済新聞】は「文字の読みやすさ」、「スタンスや考察が支持できるかどうか」以外の項目で、他の4紙よりも高い値となっている。
【読売新聞】は「文字の読みやすさ」25.1%が5紙の中で最も多い。【産経新聞】の「スタンスや考察が支持できるかどうか」15.8%は、5紙の中で最も高い。
■具体的には・・・
具体的なポイントを自由回答で尋ねた。 最もよく読む新聞ごとの回答を分けてみると、重視するポイントに違いが出ていることがうかがえた。
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読む新聞を選ぶ際の、紙面におけるポイントは何ですか。(複数回答)
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