●地震当日・・・関東では「帰宅できなかった/しなかった」20.3%、「いつもと異なる手段で帰宅した」36.0%
●防災意識高まる…東北・関東の4割強が、震災後「防災グッズ・防災セット」を購入
●「震災後は家族のコミュニケーションが増えた」 関東の55.6%
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「震災当日の行動・震災後の意識」についてアンケートを行い、
東北地方太平洋沖地震当日の状況や、震災前と比べた変化など(約1ヶ月後)についてまとめました。
調査は2011年4月7日〜4月21日にかけて実施し、
青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県を除くDIMSDRIVEモニター9,905人から回答を得ています。
● 地震当日・・・
関東では「帰宅できなかった/しなかった」20.3%、「いつもと異なる手段で帰宅した」36.0%
● 地震当日一番役に立った情報源は「テレビ」、停電の場合は「ラジオ」。ツイッターの評価も高い
● 防災意識高まる…東北・関東の4割強が、震災後「防災グッズ・防災セット」を購入
● 震災後の家族コミュニケーション…
関東の55.6%が「増えた」、避難場所・連絡手段を決めた人は約3割
● 仲間・近所のコミュニティを大事にし始めた…1人暮らしの16.7% |
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■■地震当日・・・関東では
「帰宅できなかった/しなかった」20.3%、「いつもと異なる手段で帰宅した」36.0%■■
■東北地方太平洋沖地震の発生時どこに居ましたか?
“3月11日の東北地方太平洋沖地震の発生時にどこに居たか”を東日本(北海道・東北・甲信越・関東・東海・北陸)在住者に尋ねた。
最も多かったのは「自宅」40.7%、次いで「勤務先の施設・建物」34.4%、14時という時間であることから「自宅」と「勤務先の施設・建物」で75.1%を占めた。
■地震当日の帰宅方法は?
地震の発生時「自宅にいた」「東日本にいなかった」という人を除き“当日の帰宅方法”を尋ねた。
「いつもと同じ手段で帰宅した」人は58.8%、「いつもと異なる手段で帰宅した」という人は26.0%、「帰宅できなかった/帰宅しなかった」人は15.2%であった。
<1都3県別>
首都圏で起きた公共交通機関の運行停止等による帰宅困難者が多かった1都3県でみてみると、
「帰宅できなかった/帰宅しなかった」との回答が最も多かったのは、
【千葉県】26.8%、次いで【埼玉県】26.4%、【神奈川県】21.7%と2割を超えた。
【東京都】では16.5%であった。
「いつもと異なる手段で帰宅した」との回答が最も多かったのは、
【東京都】47.5%と約半数、次いで【神奈川】35.3%であった。
交通手段の豊富な東京都民よりも、千葉県や埼玉県などの近県在住者は、帰宅難民になった人が多かったことが伺える。
◆どのような手段で帰宅したか?
「いつもと異なる手段で帰宅した」と回答した人に、“どのように帰宅したのか”を尋ねた。
最も多かったのは「徒歩」72.3%と7割を超え断トツ、次いで「車・バイク」19.3%、「いつもと異なる路線の電車を利用して」11.6%、「バス」11.5%であった。
◆翌朝(翌日)までの過ごし方
「帰宅できなかった/帰宅しなかった」と回答した人に、“翌朝(翌日)まではどのように過ごしたか”を尋ねた。
最も多かったのは「勤務先・学校に宿泊した」55.6%と半数以上であった。
次いで「友人・知人の家に宿泊した」11.9%、「ホテルに宿泊した」6.0%と続いた。
<男女別>
男女別でみると、「勤務先・学校に宿泊した」については
【男性】は61.8%と6割以上であったのに対し、【女性】は40.7%と4割程度で21.1ポイントもの開きがあった。
「友人・知人の家に宿泊した」については、
【男性】はわずか6.4%であったのに対し、【女性】は24.9%と18.5ポイントも多かった。
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3月11日の東北地方太平洋沖地震の発生時、あなたはどこに居ましたか。(単一回答)
東日本在住者 N=6,773
※東日本・・・北海道・東北・甲信越・関東・東海・北陸 |
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地震発生当日、自宅へはどのような手段で帰宅しましたか?(単一回答)
地震の発生時「自宅」「東日本にいなかった」以外の方 N=3,865 |
◆1都3県の回答 |
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自宅へはどのような手段で帰宅しましたか?(複数回答)
「いつもと異なる手段で帰宅した」回答者 N=1,006 |
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自宅へはどのような手段で帰宅しましたか?(複数回答)
「帰宅できなかった/帰宅しなかった」回答者 N=586 |
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■■地震当日一番役に立った情報源は「テレビ」、停電の場合は「ラジオ」。ツイッターの評価も高い■■
■地震当日の情報源
東日本在住者に“地震発生当日、自宅に帰る・連絡が取れた、など、ひと段落付く前までの間に、情報はどこから入手したか”を尋ねた。
最も多かったのは「テレビ放送」57.4%、次いで「パソコン/携帯電話・スマートフォンのニュースサイト」32.0%、「ラジオ」15.8%、「メールで」15.1%の順であった。
■一番役に立ったと感じた情報源
【各媒体における、情報入手者の回答】 "情報を入手した人について、各媒体を利用していた人の回答を見ると、“一番役に立った”と評価の高かった媒体は
「テレビ放送」82.0%、「ラジオ」62.1%、「ワンセグ放送」55.5%と続いた。
また、「PC・携帯電話等のツイッター」が42.6%と高い割合であった。
東日本大震災でその利便性が高く評価された『Twitter』だが、実際に利用した人からの評価は高いようである。
<停電していたかどうか別>
地震発生当日、主に居た場所が停電していたかどうかの違いでみてみると、
“一番役に立った情報源”は、【停電していた】人では「ラジオ」41.0%と4割を超え断トツ、次いで「ワンセグ放送」19.1%であった。
一方【停電していない】人の場合は、「テレビ放送」58.3%が6割近く断トツ、次いで「PC・携帯電話等のニュースサイト」12.8%であった。
やはり、災害用に備えておくべきといわれる「ラジオ」は停電した場合非常に役に立つという結果となった。
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地震発生当日、自宅に帰る・連絡が取れた、など、ひと段落付く前までの間に、情報はどこから入手しましたか?(複数回答) 東日本在住者 N=6,773 |
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その中で、一番役に立ったと感じたものはどれでしたか?(単一回答)
「情報は入手していない」以外回答者 N=6,008 |
■停電していたかどうか別 |
※【停電していた】の値を基準に並び替え
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【参考】
地震発生当日(自宅に帰る・連絡が取れたなどひと段落付く前までの間)、
オフィスや自宅など、主に居た場所は停電していましたか?(単一回答) |
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■■防災意識高まる…東北・関東の4割強が、震災後「防災グッズ・防災セット」を購入■■
■震災後の、防災意識の変化
<エリア別>
震災後、防災に対して意識や行動の変化はあったのだろうか?
「あてはまる」〜「あてはまらない」の5段階のうち、
「あてはまる」・「ややあてはまる」と回答した割合を『意識の変化の割合』とし、地域別に比較した。
?@ニュースを見る・聞くことが増えた・・・
【東北】69.1%、【関東】72.2%、【それ以外の地域】62.5%と【東北】と【関東】では7割前後と変化が大きい。
【その他の地域】についても6割を超える高い割合だった。
?A自宅で過ごす時間が増えた・・・【東北】56.8%、【関東】48.3%
?B防災グッズ・防災セットを購入した・・・【東北】43.9%、【関東】42.7%
?C保存水・非常食を購入した・・・【東北】43.9%、【関東】36.5%であった。
?D家具の転倒や落下防止などの地震対策を行った・・・
【関東】の割合が他の地域よりも割合が高く、26.1%であった。
今回の震災を機に東北・関東では他の地域に比べ、防災意識が高まっていることがわかった。
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次の事柄について、震災以降、変化などはありましたか。
あてはまる度合いをお選びください。(単一回答)
全体 N=9,905 |
■震災後の、防災意識が変化した人の割合(東北・関東・それ以外の地域)■
『あてはまる』(「あてはまる」&「ややあてはまる」)と回答したもの
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■■震災後の家族コミュニケーション…
関東の55.6%が「増えた」、避難場所・連絡手段を決めた人は約3割■■
■震災以降の変化 【家族について】
<エリア別>
同様に、家族と同居している人に、“震災後の、家族内コミュニケーションの変化”について、『意識の変化の割合』を尋ねた。
?@家族で震災について話し合った・・・
【東北】55.6%、【関東】54.5%と半数を超え、高い割合だった。
【その他の地域】でも4割を超えた。
?A家族と一緒に過ごす時間が増えた・・・
【東北】39.5%、【関東】32.6%と3〜4割だったのに対し、【その他の地域】では12.8%と差があった。
震災についての話し合いは地域に関わらず増えているが、
影響の大きかった【東北】・【関東】の人では、一緒に過ごす時間が他の地域よりも増えた事が分かった。
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次の事柄について、震災以降、変化などはありましたか。
あてはまる度合いをお選びください。(単一回答)
家族と同居している方 N=8,317 |
■震災後の、防災意識が変化した人の割合(東北・関東・それ以外の地域)■
『あてはまる』(「あてはまる」&「ややあてはまる」)と回答したもの
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■■仲間・近所のコミュニティを大事にし始めた…1人暮らしの16.7%■■
■震災以降の変化 【ひとり暮らしの場合】
<エリア別>
ひとり暮らしの人に、“生活の変化”について尋ねた。
?@(離れた)家族との電話などの連絡が増えた・・・
【東北】が50.0%と半数であった。【関東】も28.4%であった。
【それ以外の地域】については14.8%であった。
?A仲間・近所などのコミュニティの付き合いを大事にしだした・・・
【東北】16.7%、【関東】12.1%、【それ以外の地域】7.7%であった。
震災をきっかけに、特に【東北】の人々は、家族や仲間・ご近所との繋がりを大事に思う人が増えたようである。
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次の事柄について、震災以降、変化などはありましたか。
あてはまる度合いをお選びください。(単一回答)
ひとり暮らしの方 N=1,496 |
■震災後の、防災意識が変化した人の割合(東北・関東・それ以外の地域)■
『あてはまる』(「あてはまる」&「ややあてはまる」)と回答したもの
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インターワイヤード株式会社 DIMSDRIVE事務局(ディムスドライブ事務局)
TEL:03-5463-8256
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