● 今年の夏ボーナスに満足した人は29.5％。前年比で約5％減少。
● 『昨年に比べて景気が悪くなっている』と最も感じているのは公務員だった
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「ボーナス」についてアンケートを行い、昨年との比較、満足度、身近な景気などについてまとめました。
調査は2011年6月22日（水）〜7月7日（木）にかけて実施し、
DIMSDRIVEモニター11,929人から回答を得ています。
● 今夏、ボーナスが出る・出た・・・32.4％。前年比-1.4％。
● 夏のボーナス額・・・昨年の結果とほぼ変わらず。
● 今年の夏ボーナスに満足した人は29.5％。前年比で約5％減少。
● ボーナスの使い道は「貯金」「ローン・借金返済」「生活費」。
● 配偶者がいない人の半分が、ボーナスは全額自由に使える
● 主婦業にボーナスが出るとしたら「5〜10万円」、年代が高いほど価格帯も高く
● 『昨年に比べて景気が悪くなっている』と最も感じているのは公務員だった |
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■■今夏、ボーナスが出る・出た・・・32.4％。前年比-1.4％■■
■夏のボーナスは出た？
回答者“ご自身”に2011年の夏ボーナスが出たかどうかについて尋ねた。
2009年〜今年（2011年）の結果を比較してみると、『出る・出た』の回答32.4％で、昨年（2010年）-1.4％となり、若干であるが減少。
さらに、その前年2009年からだと-1.9％であった。年々減少傾向である。
既に「出た」人は昨年に比べて3.1％増加したが、09年と比較すると4.6％減少している。
＜職業別＞（会社役員・会社員（正社員）・契約、派遣社員・公務員について）
会社役員、会社員（正社員）、契約・派遣社員、公務員について見てみると、【公務員】は92.6％が『出る・出た』と回答したのに対し、【正社員】では71.1％となっている。
また、【会社役員】の9.6％、【会社員（正社員）】の8.4％が「ボーナス制度はあるが、今夏は出ない」と回答した。
＜従業員数別＞
経営者・会社役員・会社員（正社員）の人について、会社の従業員数別に見てみたところ、従業員数が多くなるほど『出る・出た』人の割合は高くなっている。
【1,001人以上】では93.1％だったのに対し、【11〜100人】では53.0％と半数強、【10人以下】の企業では23.9％であった。
また、【100人以下】の企業の15.5％が、「ボーナス制度はあるが、今夏は出ない」と回答しており、大企業ほどこの値は少ない傾向にある。
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あなたご自身に今年、夏のボーナスは出ましたか。（単一回答）
全員 N=11,929 |
| ◆職業別（会社役員・正社員・契約、派遣社員・公務員について） |
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| ◆勤めている会社の従業員人数別（職業が経営者・会社役員・会社員（正社員）の人） |
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■■夏のボーナス額・・・昨年の結果とほぼ変わらず。■■
■基本給の何か月分？
ボーナスが既に出た人の“今回のボーナス額”については、「（1.5ヶ月）〜2ヶ月分」が最も多く27.0％、次いで「（2ヵ月）〜2.5ヶ月分」18.8％と続いた。
2010年と比較して、とりたてて大きな変化は見られなかった。
■昨年と比較しての増減
2010年の夏ボーナス額からの増減を尋ねたところ、
「増えた」人は17.8％だったのに対し、約３割（30.3％）が「減った」と回答した。
増減については、2009年から2010年の変化は大きかったものの、今年はさほど大きな変化は見られなかった。
■ボーナスの満足度
夏ボーナス額の“満足度”については「非常に満足」4.0％、「まあ満足」25.5％で、『満足』した人の割合は29.5％と３割を切った。
2010年の『満足』した人の割合と比較すると、4.8ポイント減った。
対して、“不満度”については「やや不満」21.8％、「非常に不満」23.1％と、『不満』だった人の割合は44.9％であった。
2010年の『不満』だった人42.6％からは、2.3ポイント増加している。
おととし（2009年）から昨年（2010年）にかけては『満足』した割合が少し増えていたが、今夏のボーナスでは、減少している。
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今回のボーナスの金額は、基本給の何ヵ月分でしたか。 （単一回答）
回答者：ご自身にボーナスが出た人 N=1,960 |
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今年の夏のボーナスは、去年の夏のボーナスと比べて金額はどうでしたか。（単一回答）
回答者：ご自身にボーナスが出た人 N=1,960 |
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今回のボーナスの金額の満足度はいかがですか。 （単一回答）
回答者：ご自身にボーナスが出た人 N=1,960 |
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■■ボーナスの使い道は「貯金」「ローン・借金返済」「生活費」■■
■ボーナスの使い道
ボーナスが『出る・出た』人に“使い道”を尋ねたところ、最も多かったのは「貯金」で44.5％であった。
次いで「ローンや借金の返済」26.0％、「生活費にあてる」25.4％、「買い物」17.1％、「国内旅行」16.7％と続き、ボーナスを生活資金に充てる人が多いことが伺える。
＜2010年との比較＞
2010年の回答と比較すると、「貯金」は46.6％→44.5％と2.1ポイント減少している。
「生活費にあてる」は26.7％→25.4％と1.3ポイント減少している。
いずれの項目においても、大きな変化は見られず、2010年と傾向に変わりはないようだ。
■買い物の中身は・・・
「買い物」と回答した人に、ボーナスで買ったもの、買う予定の物を自由回答で尋ねた。
最も多かったのは「服」の132票、次いで「テレビ」95票、「ＰＣ本体」68票、「ブルーレイレコーダー」37票、「エアコン」36票と続いた。
昨年と上位３項目については共通だが、４位以降に順位変動が見られる。
昨年６位だった「ブルーレイレコーダー」が今年は４位にランクアップ。
また、昨年４位だった「靴」が今年は７位にランクダウンしている。
＜男女別＞
男性の1位は「テレビ」、女性の1位は「服」であった。
男性の３位までは50票以上という結果だが、女性は１位の「服」75票が断トツで、２位の「テレビ」は26票と、票数に開きがあった。
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今年の夏のボーナスの使い道を教えてください。（複数回答）
回答者：ボーナスが出た人、これから出る予定の人 N=3,872 |
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今回のボーナスで（ボーナスを当てにして）買ったもの/買う予定のものを3つまで教えてください。（自由回答）
回答者：ボーナスの使い道を「買い物」と回答した人 N=647 |
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■■主婦業にボーナスが出るとしたら「5〜10万円」、年代が高いほど価格帯も高く■■
■専業主婦業にボーナスが出るとしたら・・・？
専業主婦の人に、“主婦業にボーナスが出るとしたら、自分の仕事ぶりでは幾ら貰えそうか”と尋ねたところ、最も多かった価格帯は「（5万）〜10万円以下」の25.0％であった。
次いで「（3）〜5万円以下」17.6％、「（10万）〜20万円以下」13.9％、と続いた。
「1万円以下」という人は11.5％と1割程度だった。
＜年代別＞
年代が高いほど、価格帯も高くなる傾向にある。
60代以上女性では“10万円以下”が49.0％と他の年代と比べて最も少なく、残り半数はそれ以上の評価を求めているようである。
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もし、主婦（主夫）業にボーナスが出るとしたら、
今の自分の仕事ぶりでは幾ら位もらえると思いますか。（数字自由回答）
回答者：専業主婦（主夫） N=2,113 |
| ◆年代別 |
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■■『昨年に比べて景気が悪くなっている』と最も感じているのは公務員だった■■
■昨年と比べた景気は
昨年の同じ時期（6月末〜7月初旬）に比べた“身近に感じる景気”については、「かなり良くなっている」は0.8％、「少し良くなっている」は4.6％で、『良くなっている』と回答した人は5.4％であった。
2010年の『良くなっている』は8.7％で、2010年は3.3ポイント減少している。
「少し悪くなっている」は28.4％、「かなり悪くなっている」は25.7％で、『悪くなっている』と回答した人は54.1％であった。
2010年の『悪くなっている』は45.5％と５割未満だったが、今年は8.6ポイント増加している。
＜年代別＞
男女ともに50代が最も『悪くなっている』と感じており、50代までは年代が上がるほど『悪くなっている』の割合が高くなっている。
各年代で最も『悪くなっている』の割合が高かったのは50代男性 62.3％、次いで50代女性61.1％であった。
最も少なかったのは20代男性で32.9％であった。
2010年の『悪くなっている』の割合と比較すると、全ての性年代において『悪くなっている』の割合が増加している。
＜職業別＞
最も『悪くなっている』と感じているのは【公務員】66.5％、次いで【自営業】61.5％、【経営者】61.0％であった。
今年『悪くなっている』の割合が最も高かった【公務員】は2010年と比較して26.6ポイントも増加している。
2番目の【自営業】では5.1ポイントの増加。【経営者】では14.5ポイントの増加となった。
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昨年の同じ時期と比べて、あなたご自身を含めた身近に感じる景気はいかがですか。 （単一回答）
回答者：全員 N=1,1929 |
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| ◆年代別（2011年との比較） |
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| ◆職業別（2011年との比較） |
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◆ボーナスを自由に使える割合（単一回答）
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