●水道水をそのまま飲まない関東、ペットボトルミネラルウォーター利用率29.7%
●ストックしている人は4割、量も少なく・・・非常時の飲料水ストック事情
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「飲料水(ミネラルウォーター)」についてアンケートを行い、
ご自宅での飲料水、飲料水のストック、ペットボトルのミネラルウォーターについて、購入場所・購入頻度、購入重視点などについてまとめました。
調査は2015年6月23日〜7月3日にかけて実施し、
DIMSDRIVEモニター5,202人から回答を得ています。
● 水道水をそのまま飲まない関東、ペットボトルミネラルウォーター利用率29.7%
● 水道水そのまま飲まない理由・・・「水道水は不安」が約3割
● 非常時の際の飲料水「ストックしている」44.1%。「男性70代以上」は59.6%も!
● ミネラルウォーターのペットボトル 購入場所 「スーパー」が断トツ!
● 若い年代ほど「1本1本購入」・高い年代ほど「まとめて購入」者が多い
● 購入重視点 TOP3 「価格」・「味」・「容量」
● お米・料理・氷など・・・水に関する様々なこだわり
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■ご自宅での飲料水
自宅での”飲料水”については、
「水道水そのまま」45.0%、「ミネラルウォーター(ペットボトル)」24.6%、「水道水(蛇口につけるタイプの浄水器)」18.8%と続いた。
「水道水そのまま」という人は半数に満たず、2人に1人が水道水以外を利用していることがわかる。
<地域別>
【関東】と【近畿】では、他の地域に比べて「水道水そのまま」を飲んでいる割合が低く、
「ペットボトルミネラルウォーター」を購入している割合が高い。
特に【関東】では「水道水そのまま」を飲んでいる人は38.6%と4割に満たない。
最も値の高い【北陸】67.0%と比べると、30%近くの差である。
また、【関東】の「ペットボトルミネラルウォーター」購入率は29.8%と3割近くに上っており、高い。
【近畿】も高く、24.9%である。
【関東】・【近畿】の大都市圏では、水道水そのままを飲む割合が低く、
ペットボトルミネラルウォーターを利用する割合が高い。
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■水道水をそのまま利用しない理由
「水道水そのまま」以外を飲料水として使用している方にその”理由”を尋ねた。
「水道水の味が気になるから/おいしくないから」が最も高く35.7%、
次いで「水道水は不安だから」28.9%、「水道水のニオイが気になるから」24.0%、と続いた。
また、「なんとなく・特に理由はない」人が28.2%と約3割いた。
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■非常時のストック
非常時の飲料水の“ストック有無”については、「ストックをしている」人は44.1%で、半数に満たなかった。高いとは言えない値である。
男女とも20代・30代はストック率が低く、特に【20代男性】は20.3%と2割しかいなかった。
<同居人数別:ストックをしている人>
同居人数別では、「2人」が最も値が高く48.3%と約半数に上り、次いで「3人」44.9%と続いた。
人数が増えるごとにすこしずつ値が減る傾向にあり、「5人以上」では41.0%と4割となった。
最も値が低かったのは「一人暮らし」であり、34.9%であった。
ストック量は足りている?
ストックしている“量”については、「12L(2Lボトル×6本)」24.2%が最も多く、「6〜10L」20.5%、「2〜4L」17.1%、「24L」12.4%と続いた。
一般的に非常時の際には、“一人当たり9L(1日3L×3日分)”の水が必要言われているが、
必要量にはほど遠い家庭が多い事がうかがえる結果である。
【一人暮らし】では14.4%が「2L未満」と回答し、
飲料水のストックをほとんど置いていない人が多い事が分かる。
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■購入場所
全員に、ペットボトルのミネラルウォーターの”購入場所”を尋ねた。
「スーパー」が断トツで41.3%であった。
次いで、「ドラッグストア」21.3%、「コンビニ」9.7%、「インターネット通販」9.2%、「ディスカウントストア」9.1%と続いた。
また、自分でペットボトルのミネラルウォーターを購入する人は、62.6%と6割に上った。
男女別では、「コンビニ」「ディスカウントストア」「ホームセンター」を除き、
全ての項目で女性の値が上回り、「ドラッグストア」と「スーパー」は値差が大きかった(4〜5pt差)。
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■購入頻度
それぞれのサイズについて”購入頻度”を尋ねた。
【週1日以上】で見ると、「500ml」が最も多く16.6%、「2L」11.1%、「500mlより小さいサイズ」6.2%と続いた。
【購入する】値について見ると、「2L」が74.8%、「500ml」66.0%、「500mlより小さいサイズ」35.0%であった。
<年代別:(各サイズのペットボトルを購入する人の値)>
『500ml』については、年代が若い程値が高く、反対に、『2L』では、年代が上がる程値が高くなる傾向にあった。
■ペットボトルの購入の仕方
ペットボトルの”購入の仕方”は、
「1本1本を必要なときに購入」が47.5%、「2・3本まとめて購入」19.6%、「箱やケースなどでまとめて購入」48.8%であった。
<年代別:上位2項目について>
上位2項目について性年代別に見た。
『1本1本必要なときに購入』については、年代が若い程値が高かった。
若い人の方が500mlサイズの購入者が多いことが要因ではないかと思われる。
反対に、『箱やケースなどでまとめて購入』は、年代が上がる程値が高くなる傾向にあり、購入の仕方が年代で異なることがわかる。
購入頻度と購入の仕方の結果を見ると、若い人は500mlのペットボトルをつどつど購入していて、
年代が上の人は、2Lなどの大きい容量のペットボトルをまとめて購入する傾向にある。
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■硬水?軟水?
どのタイプのペットボトルを購入するかは、「硬水」が13.1%であったのに対し、「軟水」は、59.0%と大差であった。
軟水が好まれて飲まれているようであるが、「硬水や軟水などの高度は全く気にしていない」人も35.6%と3割以上いた。
■購入重視点
『500ml』については、年代が若い程値が高く、反対に、『2L』では、年代が上がる程値が高くなる傾向にあった。
■ペットボトルの購入の仕方
購入の際の”重視点”は、「価格」が断トツで66.1%であった。
次いで、「味(おいしいか)」41.4%、「容量(ペットボトルのサイズ)」37.4%、「銘柄・メーカー」29.2%、「日本産」24.1%と続いた。
水(ミネラルウォーター)についても、多くの人が『味』を重視している。
男女別では、「価格」「日本産」は同じ値であったが、それ以外のすべての項目で男性の値を女性が上回った。
「価格」は男女とも66.1%だったが、「味」については男性38.5%、女性45.4%であり、男性の方がより“価格重視”である事がうかがえる。
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水道水・ミネラルウォーターの<こだわりの利用方法>
水道水・ミネラルウォーターの”こだわりの利用方法”を自由回答で尋ねた。
特に【お米】・【料理】・【飲み物】・【氷】についてのこだわりの回答が多かった。
「お米をとぐときの、1回目はミネラルウォーターを使う(吸収が高いと聞いたから)」や
「イタリア料理には炭酸水」や「カルピスはミネラルウォーターで」など、
ある特定のものについてはミネラルウォーターや炭酸水を使っている人が多い。
【氷】については、「ミネラルウオーターでつくります」という回答と
「あえて水道水を使用する」「衛生面から浄水は使用しない」という回答もあった。
また、【水道水】については、「一度沸かしてから使用する」という回答が数多く挙げられた。
「ミネラルウォ−ターの防腐剤が気になるので、水道水を飲む」・「基本的に水道水で十分だと思っている。水道水を極力利用している。」という回答のように、
【水道水そのまま】をあえて使用しているという意見もあった。
こだわって、「ミネラルウォーターを使用・飲用」している人がいるのと同様に、
「水道水をそのまま使用」することにこだわっている人もいた。
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