●紙オムツに求めるのは“経済性”と“通気性”
●外出先でどうしよう・・・交換場所がない、オムツを捨てられない
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、
「ベビー用オムツ」についてアンケートを行い、紙オムツの購入場所、購入時の重視点、お子様のオムツ卒業年齢、オムツに関するエピソード等についてまとめました。
調査は2015年6月5日〜6月19日にかけて実施し、
DIMSDRIVEモニターのお子様がいる2,893人から回答を得ています。
● 紙オムツ使用経験は?30〜50代親では、8割以上が使用したことアリ
● 紙オムツの購入はドラッグストアで。
● 紙オムツに求めるのは“経済性”と“通気性”
● 妻目線の厳しさ?自己評価の甘さ?食い違う・・・男性たちのオムツ交換
● 外出先でどうしよう・・・交換場所がない、オムツを捨てられない、・・・クサイ。
● オムツ卒業年齢、第1子・2子は3歳が最多。第3子は早めの傾向。
● 油を吸う、お掃除に使う、犬用オムツにする・・・無駄にしない工夫が多様
● 子育てを通じて成長。忍耐力、包容力、自分の親への感謝の気持ち。
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■紙オムツ・布オムツの利用経験は?
過去、現在も含めて、お子様が「紙オムツ」・「布オムツ」どれを使っている(いた)のかを尋ねた。
全体では「紙オムツ」74.2%、「布オムツ」41.3%で、
「紙オムツ」利用者は7割を超えており、「布オムツ」に比べ30%以上多かった。
<年代別>
「紙オムツ」は年代があがるにつれ割合が下がり、反対に「布オムツ」は年代があがるにつれ割合が上がっている。
「紙オムツ」の普及にともない、「紙オムツ」の利用者が増えていったのがわかる結果であった。
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■紙オムツ購入チャネル
「紙オムツ」の購入場所について尋ねた。
最も多かったのは、「ドラッグストア」80.1%、次いで「スーパー」40.7%、「ホームセンター」30.1%と続いた。
「ドラッグストア」は「スーパー」の倍となっており、8割もの人が購入している。
「専門店(赤ちゃん本舗)など)」は18.3%で2割未満となっており、4番目。
「ネット通販」は5.1%と6番目。
頻繁に購入するであろう紙オムツについては、専門店の品ぞろえの豊富さや、家まで届けてもらえるネット購入の利便性を求めるよりも、
身近ですぐに購入できる店舗形態のほうが向いているようだ。
<年代別>
いずれの年代でも最も購入している場所は「ドラッグストア」であった。
【30代】では2位「スーパー」と3位「専門店」の差がほとんどなく、「ホームセンター」よりも7pt以上多い。
【30代】は現役子育て世代が多いため、他年代に比べ「専門店」を訪れる機会が多く、
紙オムツ購入場所としても他年代よりも多かったのではないかと思われる。
【50代以上】では年代が上がるごとに「スーパー」で購入する割合が増えており、
以前は「スーパー」が身近な購入場所であったことが伺える結果であった。
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■「紙オムツ」の購入重視点は・・・
最も多かったのは「経済性」67.5%、次いで「通気性」55.0%、「かぶれにくさ」43.4%、「モレにくさ」40.4%と続いた。
やはり消費量の多い紙オムツは「経済性」が重要視されているが、
2位以降に続いた「通気性」や「かぶれにくさ」は、お子様の肌を思いやる気持ちが伺える結果であった。
また、情報に関する項目(おすすめ情報・口コミ・CMなど・・・)についてはいずれも値が小さく、
紙オムツの購入に際しては、間接的な情報よりも、実際に見たり触ったりしないと知りえない“使用感”が重視されていることがわかる。
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■オムツ交換の内容について
オムツ交換について、配偶者のいる女性には【ご主人のオムツ交換】を、男性には【ご自身のオムツ交換】をそれぞれ尋ねた。
比較すると、【ご主人の・・・】では「大・小問わず交換する」が48.7%であったのに対し、【男性ご自身の・・・】では61.7%であった。
その差は13%と1割以上ズレが出ている。
「小のみ交換する」は【ご主人の・・・】20.6%、【男性ご自身の・・・】7.8%と、こちらも13%程度の差が出ている。
ただし、「大・小問わず」と「小のみ」を合計した、『交換する』の割合は69%程度とほぼ一致しており、
オムツ交換をする割合については同じ結果であった。
【ご主人の・・・】についての”過小評価”なのか、【男性ご自身の・・・】の”水増し”なのか、結果からは判別はつかないが、
いずれにしてもお互いの認識に差があることが伺える。
<「時と場合による」の自由回答抜粋>
「時と場合による」と回答した人の自由回答を見てみると、
【ご主人】も【男性】も似たような回答で、頼まれた場合、母親が出来ない場合、おしっこだけなら、といった回答がほとんどであった。
男性側のオムツ交換、とくに”うんち”の時のオムツ交換への消極性が伺える結果であった。
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■オムツを交換する際に困ったこと
お子様のいる方全員に回答してもらった。
大きく分けて、3つの回答が目立って多かった。
まずは、「おむつを交換する場所がない」という回答で、40代〜70代以上の方の回答が多かった。
そして、「オムツの処分ができないので、自宅まで持ち帰った」のように、
外出先で交換した使用済みオムツの処理、とくにウンチの際に困ったという回答が目立った。
もう1つが、「ニオイ」という回答。
親としても臭くてつらかったという内容、また、人の目が(鼻が?)気になって慌てた、といった内容が多かった。
その他、男性のトイレにオムツ交換台が少ない点や、昔は交換場所なんかなかった、といった回答も目立った。
- おむつを交換する場所がない
- 現在と異なり、交換場所の数がとにかく少なかった。
- オムツの処分ができないので、自宅まで持ち帰った
- おむつ交換する場所がなくて車の中でやることになった時に、狭くてやりにくかったし、ゴミの処理に困った。
- おむつ交換のできるトイレなどの設備がまだ整っていなかったので、出かけることが少なかった。
- おむつ交換ベッドがなかったり、あっても小さなものだと困るし、寝ころばすには汚いものもあった。
- オムツ替えスペースが女子トイレにしかないとき、妻に一人でさせるしかないので大変そう
- オムツ替えベッドが無いトイレで子供を立たせたままおむつ交換する時に足がトイレの床につかない様にするのが難しかった。
- デパートなどでトイレが混んでいた時。 早く交換してあげたいのににおいとか人目を気にしてしまいがちだった。
- ニオイ
- 臭いで周囲に迷惑をかけてしまうこと。
…など
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■オムツを卒業したお子様の年齢は?
オムツを卒業したお子様がいる方に、オムツを卒業した時点での年齢を尋ねた。
それぞれ、第1子から、いる場合は第3子まで、順に答えてもらっている。
第1子では「3歳」24.2%、「2歳」23.1%、「1歳・4歳」が同率で8.5%だった。
第2子では「3歳」23.0%、「2歳」22.6%、「1歳」9.3%の順。
第3子では「2歳」19.6%、「3歳」18.0%、「1歳」7.4%であった。
第1子と第2子では「2〜3歳」を合計すると、全く同じ割合になる。
「2〜3歳」でオムツ卒業をする点で、差は見られないが、第1子では「1歳」と「4歳」が同率で3位である点で、第2子に比べてわずかに卒業年齢が高い傾向。
しかし、第3子になると「2歳」が1位、「1歳」が3位にランクインしており、
3人目ともなると、オムツ卒業がスムーズに進められるようになるのかも知れない。
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■オムツに関するエピソード
オムツ交換に関するエピソード、購入の際のエピソード、お子様のかわいらしいエピソードなど、様々なエピソードが集まった。
■意外な使い道
オムツの使い道として意外なものを挙げてもらった。
回答が多かったのは、油を吸い取るために使う、お掃除に使う、渋滞対策に常備しておく、といった回答が多く見られた。
また、老犬のオムツ代わりに使っているという回答もいくつかあった。
- パンツ式とテープ式をまちがって買ってしまった。
- 子供は紙パンツがお気に入りで、自ら紙パンツを持ってきて取り替えて欲しくておねだりしていた。
- 上の子が2歳下の妹がオムツで泣いていたときに、見よう見まねで換えようとしてくれた。 おしっこならいいのだけど、ウンチだったのでコロコロと転がっていった・・・
- 都心に住んでおり近くにドラッグストアがたくさんあるが、わりと最近できたドラッグストア1店舗のみしか
- ベビー用おむつがない。当初、別なお店に行ったら「大人用ならありますが・・・」と店員さんに言われた。
- ちょうど2011年3月の震災の時期に第三子が生まれて、オムツが店頭にまったくなくとても困りました。
- 田舎はオムツを選べる状況じゃない
- 買おうと思っていたオムツが残りひとつで、見知らぬ人と譲り合っていたら、 「これも何かのご縁ですから…」 と言って、半分ずつお金を出し合い、オムツを半分ずつ持ち帰った。
- 妻が応募券を集めてもらえる商品のために、いっぱいそのメーカーのオムツを買っていた
- 余ったおむつを使って古い油を吸わせた。
- 災害時のトイレとして使用できると思い、備蓄していた
- トイレが並んでしまってる花火大会で、我慢できそうにないのでトイレの横でオムツに向かって排尿させた
- 老人の足先の保温
- 子どもが牛乳をこぼしてしまった時、ぞうきんだと臭くなるので、オムツを使ったら吸収性も抜群だった。
- 梱包のクッション材
- 犬用の介護パンツに転用した。
- 床のほこりとり。
- 布おむつは使用しなくなってから小さく切って掃除に使った。
- 紙おむつは洗ったスニーカーの中に吸収面を表にして入れると早く乾く。
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■子育てを通じたご自身の「成長」
多かった回答は、忍耐力がついた、というもの。 また、「親の気持ちがわかった」という回答も多かった。
■子育ての失敗談
成功だったという回答も少数ながら見られた。
失敗談は、”厳しくし過ぎた”と”甘やかし過ぎた”という回答が多かった。
さらに詳しく見ると、”厳しくし過ぎた”のは【第一子】を、”甘やかし過ぎた”は【一人っ子】【2番目】を、という回答が目立った。
- 母性に目覚めた
- 旦那より強くなった
- 時間を有効につかえるようになったこと。
- 結果を待てるようになった
- 忍耐力・包容力が培われた
- 他人を見守ることを教えてくれた。
- 多少のことなら動じない。
- 考え方が柔軟になる
- まだわからない
- 親の気持ちがわかった
- 常に子供に教えられてる 規則正しい生活をするようになったとか。 ご飯の栄養を考えるようになったとか。
- 会社で部下を育てる時に、自分の子供と同じような気持ちで部下に接しながら育てていくことができるようになったこと。
- 我ながら成功と思っております。
- 何が成功か失敗かわからない
- マザコンに育てるつもりが、母より彼女・・・の普通の男になってしまった。
- テレビやスマートフォンを見せすぎた。
- 当たり前だと思っていたことが、甘やかしだった
- 第一子に小言を言い過ぎた。
- 子供の発想が面白くて否定せずに育てたら天然な娘に育ってしまって娘から怒られた。
- 子供が小さい頃に仕事が忙しくて、休日仕事で、育児を妻に任せて、子供たちと一緒に遊べないことも
- あったりしたので、もっといろんなところへ連れていって遊んであげておけば良かったと反省している。
- 小さいときにもっと本を読ませておけば良かったです。読解力がなくて勉強が大変でした〜
- 嫌いなものを無理に食べさせなかったせいか、ほんとに好き嫌いの多い子になってしまった。彼の人生で、「美味しいな」と思って食べる機会が減ってしまい、かわいそうに思う。
- 子供にやる気をさせるのに、これが、出来たら、おもちゃ買ってあげるとご褒美をつけてたら、ご褒美なしでは、やってくれなくなった。
- 他の子を助けて、自分の子に怪我をさせてしまった。
- 子供のサークルで外出した際、子供が多すぎてわが子を車に乗せるのを忘れておいて行ってしまったこと
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性年代別・職業別・オムツ卒業お子様有無など
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インターワイヤード株式会社 DIMSDRIVE事務局(ディムスドライブ事務局)
mail: timely@dims.ne.jp |
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