●「荷物の配達を知らなかった」54.0%で断トツ1位・・・不在で受け取れない理由
●再配達依頼は7割が“当日”希望
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「宅配便」についてアンケートを行い、利用シチュエーションや利用頻度、不在時の対応などについてまとめました。
調査は2017年3月24日〜4月7日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター3,710人から回答を得ています。
●宅配便の利用シーン1位はインターネット・通販でのお買い物
●ネット・通販の宅配利用者はコストを意識しているか・・・64.3%が「意識している」
●宅配便利用者の4人に1人が“週1回以上”荷物を受け取る
●受け取り日時・・・ 平日は“18〜21時”が多数。休日は“午前”と“18〜21時”に分散
●“再配達依頼” 高齢層は主に電話で、若年層はインターネットも活用
●「荷物の配達を知らなかった」54.0%で断トツ1位・・・不在で受け取れない理由
●再配達依頼は7割が“当日”希望
●『実家からの食料品』『旅行先からのお土産の配送』・・・宅配便があってよかったエピソード
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■宅配便の利用シーンは?
宅配便をどんな時に使用しているのか。
最も多かったのは「インターネット・通信販売で購入したとき」87.1%、次いで「お中元・お歳暮」29.2%、「お祝いの品親族・友人・知人に送るとき」28.8%、「重いもの・大きなものを購入したとき」26.3%の順で、ここまでは4人に1人の割合で利用しているシーンであった。
「宅配便は使わない」人は6%と、ほとんどの人が利用していることがわかった。
<男女別>
ほとんどの項目で男性よりも女性の割合が高い。
「お祝いの品を親族・友人・知人に送るとき」、「重いもの・大きなものを購入したとき」はそれぞれ10pt以上、女性の方が利用している。
逆に、「ネットオークションの商品発送」、「ゴルフバッグ、スキーなどレジャーのとき」などは、男性の割合が高かった。
<年代別>
「インターネット・通信販売で購入したとき」はいずれの年代でも利用率は高め。
「お中元・お歳暮」は年代があがるにつれ、利用率もアップしている。
「重いもの・大きなものを購入したとき」は20代の利用が最も多く、全体比で5pt以上であった。
「宅配便は使わない」割合は20・30代の若年層で1割超となっている。
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■ネットや通販利用の際に宅配にかかっている労力・コストを意識している?
前問で、「インターネット・通信販売を利用する」際、宅配便を利用していると回答した方に、その際、宅配にかかる労力やコストを意識しているかを尋ねた。
全体では、「意識している」64.3%、「意識していない」35.7%と、意識している割合のほうが多かった。
<性年代別>
男女で比較すると、女性の方が「意識している」割合が多い。
男性30代では、「意識している」「意識していない」が半々の割合で、全性年代で最も「意識していない」ことがわかった。
最も「意識している」のは女性60代で82.5%、次いで女性70代以上は81.2%と60代以上の女性では8割の方が宅配にかかる労力やコストを意識しているとの回答であった。
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■宅配便受け取りの頻度
受け取る頻度について尋ねた。
週1回以上受け取る人は24.6%。4人に1人が週1回以上、宅配便を受け取るようだ。
<性年代別>
週1回以上受け取る人の割合を見ていくと、男性23.0%、女性26.4%と、男女差は3.4ポイントで、差はあまりみられない。
週1回以上受け取る人の割合が最も多かった順は、女性50代(29.2%)、次いで女性20代(28.8%)、男性30代(27.5%)、男性70代以上(26.6%)であった。
男性20代は最も利用頻度が低く、「ほぼない」21.6%と、宅配便の受け取りをほとんどしない人が2割であった。
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■宅配便受け取りの曜日・時間帯
宅配便を受け取ることが多い曜日・時間帯を尋ねた。
平日の月曜から金曜はほぼ同様の傾向が見られ、18〜21時の時間帯が最も多く4割程度。
次いで、9〜12時の午前中が25%程度と続く。
土日・祝日では午前中と18〜21時がほぼ同等で4割弱。
休日のため在宅率も高まるせいか、午後の時間帯に荷物を受け取る人も2割を超え、平日よりも受け取りの時間帯は分散される。
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■不在時の対応
不在で荷物を受け取れないときの対応は、「ドライバーに電話して再配達を頼む」が最も多く55.0%。
次いで「再配達受付センターに電話して再配達を頼む」が43.0%で続いた。
<年代別>
年代別に見ると、30代以下の若年層では「インターネットで再配達を頼む」が5割弱で最も高い。
再配達依頼は、高齢層では主に電話、若年層ではインターネット利用者も多いようだ。
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■不在で受け取れない理由
「荷物の配達を知らなかった」が54.0%で断トツ1位。
不在で荷物を受け取れない人の半数は“配達を知らなかった”ことが理由であることがわかった。
次いで「時間指定ができなかった」34.3%、「配達方法・時間の指定ができなかった」23.6%が続いた。
「時間指定の時間に帰宅できなかった」20.7%と、時間指定をしてもその時間に在宅できずに 受け取れないという人も2割程度いた。
<年代別>
全体で1位の「荷物の配達を知らなかった」は、70代以上で数値が高く、6割。
逆に20代では4割を下回る。
「時間指定ができなかった」は若年層で4割を超え、60代以上の高齢層では3割を下回る。
若年層で“時間指定ができずに在宅できない”という人が多いようだ。
また、30代以下の若年層では「時間指定の時間に帰宅できなかった」という人も3割弱おり、時間指定をしても、在宅できずに受け取れない状況も多い様子。
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■再配達希望日時
「当日」の再配達依頼が7割と最も高く、次いで「翌日」53.2%と続く。 ほとんどの人が「当日」もしくは「翌日」に再配達依頼している。
<性年代別>
女性は40代以降で7割超の人が「当日」に受け取っている。
20、30代では「翌日」の受け取りが多く7割弱。女性若年層は当日か翌日に受け取ることが多い様子。
男性は30代以下の若年層で「次の週末」が1割を超え他の年代と比較して高く、“当日受け取れなければ次の週末”という人も多いようである。
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■「宅配便があって良かった」「宅配便はこんなに便利だった」エピソード
近年、インターネットショッピングが急速に普及し、宅配便はこれまで以上に必要不可欠なものとなった。
そんな便利な宅配便の「あって良かった」「便利だった」エピソードを尋ねた。
「田舎でお店がないので通販を届けてくれる宅配便が役立つ」や「地元を離れたとき母から届く荷物が楽しみだった」「旅行先から鮮度のよいお土産を配送できる」など、日常的に宅配便に助けられているエピソードがたくさん挙げられた。
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インターワイヤード株式会社 DIMSDRIVE事務局(ディムスドライブ事務局)
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