●洗口液(デンタルリンス・マウスウォッシュ)利用率は27.8%
●使用後に水ですすぐ人が4割! 『すすぐ派』は、「後味」と「刺激の強さ」を好まず
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、
「洗口液(マウスウォッシュ・デンタルリンス)」についてアンケートを行い、
使い方や重視点、水ですすぐかどうか・・・等についてまとめました。
調査は2015年7月6日〜7月17日にかけて実施し、
DIMSDRIVEモニター5,210人から回答を得ています。
● 虫歯でもなく、口臭でもなく…?! 気になるのは「歯の着色・黄ばみ」
● 洗口液(デンタルリンス・マウスウォッシュ)利用率は27.8%
● 洗口液は「口臭予防」のため。リフレッシュに使う人も。
● 「食後」よりも「就寝前」に使う人が多い洗口液
● 使用後に水ですすぐ人が4割! 『すすぐ派』は、「後味」と「刺激の強さ」を好まず
● 洗口液に求めるのは「歯周病予防」と「殺菌」。女性は4割が「刺激の弱さ」も重視
● ウッカリ飲んでしまった人が多い・・・洗口液エピソード
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■口・歯・舌など、口腔に関する悩み
口や歯や舌に関して、気になっていることや悩みを尋ねた。
最も多かったのは、虫歯でもなく口臭でもなく、「歯の着色・黄ばみ」31.2%であった。
男女差が大きく、男性の24.6%に対し、女性は41.5%と4割以上が気にしているという事が分かった。
2番目に多かったのは「虫歯」28.5%、3番目は「歯ぐきが痩せてきた」と「歯並びが悪い」23.4%、5番目に「息が臭う・口臭」20.2%と続いた。
<悩みTOP5 年代別の値>
悩みの上位5つについて、年代別に値を見てみると
「歯の着色・黄ばみ」を最も気にしているのは【30代】で41.1%、次いで【40代】37.8%、【20代】36.9%と続き、40代以下では気にしている人が多い。
「歯並びが悪い」についても、40代以下の方が、50代以上よりも気にしている割合が高い。
一方、「歯茎が痩せてきた」は、年代が上がるほど気にする割合が増える傾向にあり、【60代】が最も高く27.9%である。
ただ、【20代】でも9.2%が気になると回答しており、20代の1割弱が“歯茎の痩せ”を気にしている…という事が分かった。
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■洗口液 使用率
「洗口液(デンタルリンス・マウスウォッシュ)」を使っている人は27.8%である。
「デンタルフロス・歯間ブラシ」使用者は33.8%、「電動歯ブラシ」使用者は24.2%、「舌ブラシ」使用者は7.1%であった。
<性年代別>
全ての年代で、女性の方が洗口液の使用率が高い。また、女性は年代が上がるほど高い。
40代以上は3割を超え、【70代以上女性】は40.4%である。
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■洗口液 使用目的
使用目的については、「口臭予防」が最も高く65.5%である。
次いで「虫歯・歯周病予防」50.5%、「歯ブラシが届かないところを洗浄するため」49.2%と続き、
“歯のケア”よりも“息のケア”を目的にしている人が多い事がうかがえた。
また、「リフレッシュ・気分転換」に洗口液を使う人も27.1%と多く、
口臭予防やリフレッシュに、洗口液の特徴である“ミントやアルコールの爽快さ”を求めて使っている人が多い事がうかがえる。
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■洗口液 使用頻度
洗口液の使用頻度は「1日1回」41.1%が最も多かった。
「1日2回以上」使う人も一定数おり、25.9%と使用者の4人に1人は1日に複数回使用している。
■洗口液 使うタイミング
「就寝前」に使う人が多く57.3%、使用者の半数は寝る前に使っている。
「食後」に使う人は意外と?少なく36.1%と4割に満たない。
「起床時」は21.0%で、起床時よりも就寝時に使う人の方が多い。
<男女別>
「就寝前」と「食後」は男女差がそれほど見られなかったが、「起床時」と「外出前」は男女差が10pt以上となっている。
「起床時」は男性の方が使用率が高く、男性25.8%・女性15.6%、
一方「外出前」は女性の方が使用率が高く、男性16.2%、女性26.9%であった。
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■洗口液 付属キャップの使用
それぞれのサイズについて”購入頻度”を尋ねた。
洗口液をどのように注いで使うか、については、「ボトルのキャップ・付属のカップに移して使用する」人が圧倒的で65.6%である。
キャップや付属カップではなく、「別のコップに移して使う」人も3割弱おり、27.0%である。
大抵の人が付属の容器・別の容器に移して使っている。
しかし一方で、「そのままボトルに直接口をつける」という人もおり8.8%、ただこちらは1割に満たなかった。
<年代別:(各サイズのペットボトルを購入する人の値)>
『500ml』については、年代が若い程値が高く、反対に、『2L』では、年代が上がる程値が高くなる傾向にあった。
■洗口液を使った後・・・口を「すすぐ派」「そのまま派」
洗口液を使った後に口を水ですすぐ人も多いようである。
“洗口液を使った後、どうする事が多いですか”と尋ねたところ、「水ですすぐ」人は41.8%と4割いた。
「すすがずにそのまま」の人は54.8%で、『そのまま派』の方が多いようである。
◆『すすぐ派』の、すすぐ理由
水ですすぐと回答した人の、すすぐ理由で多かったのは「後味が気になる」、「味が残るのが好きではない」、「(そのままだと)刺激が強いので」、「口の中に洗口液を遺しておきたくない」であった。
口内に残る余韻が好きではない、という人が多いようである
◆『そのまま派』の、すすがない理由
一方、そのまま、と回答した人のすすがない理由については、「説明書きにそう書かれているから」と「すすぐと効果が薄れそう」の2つが大半である。
また「効き目を持続させるため」という回答も多かった。
『そのまま派』は、効果を重視している人が多いようだ。
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■洗口液への重視点
洗口液に重視する事柄は、「歯周病予防効果」59.0%、「殺菌作用」58.8%、「口臭予防効果」53.8%と続き、
この3項目は半数以上の人が重視していると回答した。
「味」を重視する人は47.0%とほぼ半数である。
『キャップ』に関しては重視している人は多くないようだ。
<男女別>
ほとんどの項目で、女性の方が重視する割合が高かった。
特に男女差が大きかったのは「味」(男性36.4%・女性59.0%)、
「刺激が弱いこと」(男性27.6%・女性44.2%)、
「ノンアルコール」(男性15.9%・女性29.2%)であり、いずれも女性の方が10pt以上高い。
「刺激が弱い」事を重視している女性は4割以上に上り、女性は男性よりも“やさしい使い心地”を重視している人が多い事がうかがえる。
一方、「内容量」と「刺激が強いこと」は男性の方が値が高い。
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■洗口液エピソード
洗口液にまつわるエピソード等を自由回答で尋ねた。
多く挙げられたのは「飲んでしまったことがある」「飲みそうになった」「辛すぎて・・・」という物であった。
入院中や介護、海外旅行など、歯をすぐに磨けない、自分で磨けない状況にあるときは洗口液は重宝されている。
【良かった/助かった】
- 入院して動けない時は重宝した
- 父親が痴呆になり介護をするようになりました。歯磨きがなかなか上手く出来ないときに、この洗口液が役立ちました。
- 海外旅行で使用していた時に(東南アジア、中近東)では重宝したし現地の人たちからほしがられた。
- 口内炎ができやすいので、洗口液を使うようになったが、確かに、口内炎ができかけても、ひどくならずに済んでいる気がする。
【味や辛さについて】
- メーカーによって「ノンアルコール」でも辛さが違うと思った。
- 高いものほど、後味が悪いように思える
- 辛すぎて使えなくなった洗口液があるので、子供用をよく使っている
- 舌に色がつくのがあった。
- 洗ったあとでうっかりミルクを飲んでしまったら、猛烈に不味かった。
- たまに飲み込んでしまうことがある
【こんな風に使っています】
- うがい薬として使う事もある
- 液体歯磨きとかいてあるので、しばらくハブラシで磨いていました。
- 刺激の強いものを水で薄めて使っている。 歯磨き後の仕上げとして使用。
- 入れ歯洗浄剤を使わないときは、入れ歯を磨いた後洗口液に浸けておけるので便利。
【その他】
- 20回以上ゆすぐので、ほっぺが筋肉痛になる。
- すすがなくてよいと書かれているけど、本当はすすぎたい。
- 最近よく焼肉店や居酒屋 カラオケボックスとトイレに設置してるが大丈夫なのかな?
- 洗浄液を口に含んだ時くしゃみが出て、前の鏡に吹き出した。
- 真冬に職場の床に落下、プラスチック容器が簡単に砕けた。常温ならなんともない。暖房無しの寒さを実感した。
- 蓋がきちんと閉まっていなくて鞄の中でこぼれてしまっていたこと
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●グラフ数値について●
スペースの関係上、数値が表示されていない場合もございます。
気になるデータがあればお気軽にお問合せください。
●下記データもございます。
調査項目:洗口液使用歴、洗口液を外出先に携帯するか、購入チャネル、購入サイズ
集計:年代別・性年代別・お口の悩み別、洗口液使用頻度別
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●お問合せ先●
調査結果の引用について、クロス集計データ・生データ購入など、 お気軽にお問合せください。
インターワイヤード株式会社 DIMSDRIVE事務局(ディムスドライブ事務局)
mail: timely@dims.ne.jp |
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